この記事の目的は、浄水型ウォーターサーバーのデメリットをしっかりと理解することで、”失敗や後悔するリスクを下げること”です。
「浄水型ウォーターサーバーは魅力的だけど、しばりはあるし、決して安いものではないから失敗したくない。」と思っている方は多いでしょう。
ですが、もしあなたがこの記事を読み終えた後で浄水型ウォーターサーバーをご契約したなら失敗や後悔することはありません。
なぜなら、浄水型ウォーターサーバーのデメリットを網羅してからご契約に至っているからです。
ぜひ、この記事を活用し“失敗や後悔”というリスクを一緒に吹き飛ばしていきましょう!
▼下記のような方にもご参考になります
- 「浄水型ウォーターサーバーのデメリットだけを知りたい」
- 「給水・水道直結タイプのデメリットは?」
- 「スタンド・卓上タイプの違いはサイズだけ?」
- 「購入・レンタルの各デメリットは?」
- 「各メーカーごとのデメリットは?」
- 「よくない口コミがみたい」
浄水型ウォーターサーバーはじめての方や機種選びでお困りの方は、こちらの記事もご参照ください。(機種の選び方やランキングを掲載してます)
給水・水道直結タイプの各デメリット
浄水型ウォーターサーバーには給水・水道直結タイプの2種類があります。ここでは、各タイプごとのデメリットを順番にみていきましょう。
給水タイプのデメリット
デメリット |
① | タンクに水を補充すること
②給水タンクの清掃 |
①
タンクに水を補充すること給水タイプは、水を手動で補給しなければいけません。
サーバーの使用頻度が多ければ、それだけ給水の回数が増えます。
②給水タンクの清掃
給水タイプは、冷水・温水タンクの他に「給水タンクが搭載」されてるため、定期的に清掃(3、4日に一度)する必要があります。
メンテンナンス項目(清掃)には、給水タンクの他にコック(出水口)や水受けトレー、本体まわりの清掃なども含まれます。
水道直結タイプのデメリット
デメリット |
① | 設置工事あり
② | 設置場所が限られる
③設置費用がかかる |
④月額料金が高い |
①
設置工事あり設置工事自体はカンタンなものです。そのため、賃貸物件の方でも設置することが可能。
基本的には穴をあけるような作業はありません。(必要な場合もある)
▼給水用配線設置の例
(アクアスタイル・リコ)
ホース(配線)は固定するので、邪魔になったり目立つ心配もありません。
カンタンな設置工事のため現状復帰は可能ですが、賃貸に住んでいる方は「トラブルを避けるためにも事前に管理会社や大家さんなどの許可をとる」ことを推奨します。
②
設置場所が限られる水道直結タイプは、水道(水栓元)があるところであれば設置できます。ある程度の融通は利きますが、給水型のような自由はありません。
③設置費用がかかる
水道直結タイプは設置工事費がかかります。とはいえ、今では設置費用が無料のところが多いので心配しなくても大丈夫でしょう。
設置工事費用は、各社異なりますが「約10,000円」ぐらいです。
④月額料金が高い
水道直結タイプの月額料金は、給水タイプよりも高い傾向にあります。
月額料金の差は、
「約500~1,000円」です。
ここまでが、給水・水道直結タイプの各デメリットになります。次項目ではどちらのタイプにも当てはまるデメリットを確認していきましょう。
全般デメリット
ここでは、給水・水道直結タイプに共通するデメリットを解説していきます。
【6つのデメリット】 |
①ミネラルウォーター好きには不向き |
②水の使用量が少ないと割高 |
③災害時には使用不可 |
④フィルター交換 |
⑤メンテナンス |
⑥水がぬるい |
①ミネラルウォーター好きには不向き
ミネラルウォーターが好きな方からすれば、浄水された水の味はどこか風味が感じられず、物足りなさが残ります。
その理由としてまず、ミネラルウォーターは飲みやすくするために”風味や香料を添加した嗜好品”だということ。一方で浄水された水というのは、「ほぼ純水」です。
それゆえ”ミネラルウォーターを愛飲されている方”からすれば物足りないと感じるでしょう。
「浄水された水の味」は、それぞれの味覚があるため「おいしい・まずい」は断言することができません。また、味を左右する要因は上記以外にもあります。
例えば、
- 地域によって異なる水質
- お住まいの地域の水道管の状況
- 集合住宅なら貯水槽の状態がどうなのか
「ミネラルウォーター好きだけど、それでも浄水型ウォーターサーバーが気になる」という方は、安価な浄水ポッドや浄水器を一度使用してから検討していただくのが確実です。
上記の要因は一部です。おいし水の条件について詳しく知りたい方は、下記の記事もご参照ください。
▼国が認めたおいしい水の条件とは?
②水の使用量が少ないと割高
1日の水使用量が「1.0L前後」なら、浄水ウォーターサーバーは割高になります。
その理由として、浄水型ウォーターサーバーは「1日の水使用量が、少なくても約3.0L以上の方」がオトクに使用できるようになっているからです。
現状(2023年)、一日に使用できる水量(目安)が最も少ない浄水型ウォーターサーバーであっても「一日の水使用量が3.0L以上」使用できるようになっています。
「それでは、具体的にどう割高になるのか?」比較表で確認していきましょう。
▼下記の表は、
- エブリィフレシャス
(人気のある浄水型ウォーターサーバー) - 市販のミネラルウォーター
(楽天サイトで最安値のミネラルウォーター) - ワンウェイウォーター
(最安値のウォーターサーバー)
以上の「3つ」をひと月(30日間)に一日の水使用量「1.0L以上」使用したときの料金比較になります。
エブリィフレシャス | 市販のミネラルウォーター | ワンウェイウォーター | |
月額料金 | 3,300円(税込) | 60本×38円=2,280円 | 12Lボトル(3本)=4,050円 |
ひと月の 水使用量 | 約99L | 30L | 36L |
1日の 水使用量 | 約3.3L | 1.0L | 1.2L |
詳細 | 料金は定額制 (レンタル) | 市販の500mlペットボトル (1本38円)を1日「1L使用」 | 最長の20日間隔 「最安値の12Lボトル2本プラン」 (税込2700円)を 30日で計算しています |
③災害時には使用できない
浄水型ウォーターサーバーは、災害時(停電、断水など)に使用できません。(ハミングウォーターは停電時にも使用可能)
別途、災害に備えて市販のお水を用意する必要があります。
④フィルター交換がある
浄水型ウォーターサーバーは、水道水に含まれる塩素や不純物などをろ過するために「フィルター(カートリッジ)」を使用しています。
それゆえ、『決められた時期・ろ過量』に応じてフィルターの交換をしなければいけません。
フィルターの交換時期は機種によって異なる。「3ヵ月、半年、1年」と様々です。
⑤メンテナンス
浄水型ウォーターサーバーに限らず、清潔に使用するためにセルフメンテナンスは必須です。
セルフメンテナンスの項目は、機種によって多少異なります。
▼一般的なメンテナンス項目(清掃)
- 給水タンクの清掃
- 出水口(コック)
- 水受けトレー
- 本体と背面部分 など
⑥水がぬるい
浄水型ウォーターサーバーを検索したときに「水がぬるい」という文言が目につき、不安に感じた方もいるでしょう。
水温がぬるくなる原因は、いくつかあります。
- 設置場所
- 室温が高い(低い)
- 連続で水を使用した
- エコモードにしている
(エコモードは水温を下げて節電する機能) - エコモードを解除してから適正温度に戻るまでに時間がかかる
エコモードから適正温度に戻るまでには短くて約15~30分、長くて1時間かかります。(環境や使用状況によって前後します)
本体サイズによってデメリットが違う?
スタンドタイプのデメリットは、本体サイズ(高さ)が大きいことだけです。ですが、卓上タイプのデメリットは複数あります。
卓上タイプ「4つのデメリット」
卓上タイプには「4つのデメリット」があります。
- 選択肢が少ない
- スタンドタイプと比較して機能が少ない
- タンク容量が小さい
- 電気代がスタンドタイプより高い
アクアバンクの卓上タイプは、上記デメリットに該当しません。
①選択肢が少ない
卓上タイプは、スタンドタイプと比較して選べる機種が少ないため限定されます。(給水タイプの場合)
▼卓上で使用できる給水タイプの機種
- エブリィフレシャス(mini)
- ロッカ・スリムr(S型)
- アクアバンク(AB-3SW)
エブリィフレシャス(mini)
ロッカ(スリムアール/S型)
アクアバンク(ショートタイプ)
①スタンドタイプと比較して機能が減少
卓上タイプで機能が減少するのは、エブリィフレシャス(mini)のみです。
▼機能
機種名 | mini | tall (スタンドタイプ) |
再加熱 |
▼使用できる水温
機種名 | mini | tall |
冷水 | ||
温水 | ||
常温水 |
②タンク容量が小さい
mini | tall | S型 | L型 | |
総タンク 容量 | 5.0L | 8.7L | 10L | 10.45L |
給水タンク | 3.3L | 5.7L | 6.35L | 6.35L |
冷水タンク | 0.8L | 1.5L | 2.3L | 2.3L |
温水タンク | 0.9L | 1.5L | 1.35L | 1.8L |
L型は、ロッカ(スリムr)のスタンドタイプです。
電気代がスタンドタイプより高い
mini | tall | S型 | L型 | |
電気代/月 | 約410円 | 約360円 | 約635円 | 約500円 |
電気代が気になる方には、スタンドタイプがオススメです。
浄水型サーバーのよくない口コミ
ここでは、浄水型ウォーターサーバー愛用者の方が感じた「よくない口コミ」を掲載しています。ご契約前のご参考にしてみてください。
・本体サイズが大きくて場所を取ることです。キッチンに置くとスペースが狭くなる。
男性(35歳):4人暮らし
大半の浄水型ウォーターサーバーが「A3用紙(297×420mm)よりも小さく設計」されています。
・水の使用量が多くても少なくても料金が変わらないため、 あまり使わないと割高で損した気分になる。
女性(30歳):5人暮らし
・最近では光熱費が高いので、多少なりとも電気代がかかる事。
男性(59歳):3人暮らし
浄水型ウォーターサーバーと通常のウォーターサーバーでは、浄水型の方が節電機能が充実しているため、ひと月の電気代が安い傾向にあります。
・意外とサイズが横に大きいと思いました。ファミリー使いなら良いと思いますが、一人暮らしには少しだけ大きかったです。
女性(39歳):1人暮らし
・サーバーの掃除が大変、本体の隙間にホコリが詰まって取りにくかったです。
女性(41歳):4人暮らし
清掃などのメンテナンスは、
定期的に必要です。
・サーバー本体まわり
➡清掃目安:月に1度
・サーバー本体背面部
➡清掃目安:週に1度
・給水タンクに水を入れる工程が面倒。水ボトルの交換ほど重労働ではないですが、 使用回数が増えると面倒です。
男性(24歳):2人暮らし
・水道水を使用するから安いかと思いましたが、2人だと普通のウォーターサーバーより高くつくことに気づきました。
女性(52歳):2人暮らし
・解約金が高いので、解約しづらいです。
女性(38歳):3人暮らし
「契約期間満了以外」での、解約金額の相場は約1万円~3万円
給水タンクを取り外して、水洗いする必要があること。
男性(30歳):1人暮らし
温水を出す際に他のウォーターサーバーよりも少しぬるい感じがします。
女性(29歳):2人暮らし
「連続で温水を使用」したときや「エコモードを使用直後」には、温水温度が低くなります。
給水タンクに水道水をいちいち入れる作業が面倒だと感じています。
女性(41歳):4人暮らし
・契約期間がながいこと。約3万円の解約金がかかってしまうのは非常に気になります。解約金の高さはとてもプレッシャーです。
男性(38歳):3人暮らし
契約期間は、
・短いもので1年
・長いもので5年間です。
・大容量タンクのため、水を補給する際に手間がかかる。
・満了以外で解約したときに、解約料金が2万円近くかかってしまった。
女性(29歳):1人暮らし
最初の動作音はやや気になるけど、 そこまでうるさいとは感じなかった。
男性(37歳):4人暮らし
浄水型ウォーターサーバーは、静音設計のものが多いです。
子どもが水が好きなので減りが早く、こまめに給水する必要があります。
女性(38歳):5人暮らし
特に悪いことはないですが、若干お値段が高いかな?位です。
女性(48歳):2人暮らし
・夜中に周囲が無音の状態ですと、気になるくらいには運転音が大きいです。
・水の補充が面倒なこと、市販の天然水ほどのおいしさを感じないことです。
男性(40歳):3人暮らし
・デザインがそれ程、おしゃれなものではないので、キッチンに置いた時のインテリアとの調和があまり良くないです。
男性(44歳):4人暮らし
おしゃれな機種として、とくに定評があるのは「エブリィフレシャス」です。
・契約年数のしばりが5年っていうのがネックでした。
男性(38歳):3人暮らし
契約期間は、機種により異なります。
・最低利用期間が長いことです。期間内にやめると違約金がかかり、飽きた時に他社に移りにくい点はデメリットに感じます。
男性(35歳):4人暮らし
・水が出る際に電動音がして気になるが、他は特に音もしなくてよい。
男性(47歳):4人暮らし
・使う回数によっては、頻繁に水を足さなくてはいけないので手間でした。
男性(40歳):1人暮らし
・契約期間が長いので、長期間使用できるかな、というところが少し心配です。
女性(27歳):3人暮らし
最短の契約期間で、
“1年”です。
・水道水を利用するため、こまめな点検、洗浄をしなければならないこと。
女性(35歳):4人暮らし
・機械の掃除がめんどくさい、水道水なので水垢など付きやすくこまめに掃除が必要だと感じた。
女性(37歳):3人暮らし
・定期的にフィルターが届くので自分でフィルター交換をしないといけない
女性(27歳):2人暮らし
フィルター交換は、片手で脱着できるほどカンタンなものが多いです。
・多少場所と費用とメンテナンスに時間を取られるくらいで、大きなデメリットはない。
女性(49歳):3人暮らし
・水道から離れた部屋だと設置出来ないところはデメリットです。
男性(33歳):1人暮らし
水道水補充型であっても、水道水を使用するため、最終的には水道から近い設置場所に落ちつく方が多いです。
・震災時には、ボトルタイプのものと違い、非常用として使えないなと感じた。
男性(25歳):2人暮らし
浄水型ウォーターサーバーは、災害時には使用できません。
備蓄水をご準備ください。
購入・レンタルプランの各デメリット
ここでは、各プランごとのデメリットを簡単にご紹介します。
デメリット
- 最低利用期間(契約期間)がある
- 契約期間内に解約すると解約金が発生する
デメリット
- 長期使用による衛生面の悪化
- 保証期間外での修理や不具合が有料
- フィルターを購入しなければならない
- サーバーの撤去費用が有料
- 他機種への乗り換えが困難になる
▼「各プランの詳細を知りたい方はこちら」
各機種ごとの固有デメリット
ここでは、「その機種がもつ固有のデメリットだけ」をカンタンにご紹介していきます。
「各機種の詳細」については、関連記事をご覧ください。
▼該当機種
- ピュアライフ
- アクアスタイル・ラピス
- ハミングウォーター
- エブリィフレシャス
- ロッカ・スリムr
- アクアバンク
- 楽水ピュレスト
▼ピュアライフ
【固有デメリット】 | ピュアライフ
①本体サイズの奥行と高さがある |
②本体重量がある |
【ピュアライフ詳細情報】
▼アクアスタイル・ラピス
【固有デメリット】 | ラピス
①契約期間が「5年」 |
②月額料金が他機種と比較して高い |
【ラピスの詳細】
▼ハミングウォーター
【固有デメリット】 | ハミングウォーター
①エコモードの仕様 |
②タンク容量が小さい |
【ハミングウォーターの詳細】
▼エブリィフレシャス
【固有デメリット】 | エブリィフレシャス
①総ろ過量が少ない |
②タンク容量が小さい |
【エブリィフレシャスの詳細】
▼ロッカ・スリムr
【固有デメリット】 | スリムr
①契約期間がながい |
②解約金が高い |
③ | 機能が少ない
④浄水タンクの取外しができない |
⑤常温水が使用できない |
【スリムrの詳細】
▼アクアバンク
【固有デメリット】 | アクアバンク
①月額料金が高い |
②機能が少ない |
③電気代が高い |
④本体サイズが大きめ |
【アクアバンクの詳細】
▼楽水ピュレスト
【固有デメリット】 | 楽水
①クリーン機能の仕様 |
②給水タンクがかさばる |
③キャンペーンがない |
【楽水ピュレストの詳細】
おわりに
この記事の目的は、浄水型ウォーターサーバーのデメリットを理解することで【失敗や後悔するリスクを下げること】でした。
いかがでしょう。あなたは浄水型ウォーターサーバーに対してどう感じましたか?
- 浄水型ウォーターサーバーは合わないと感じた
- デメリットは許容範囲だったから契約することにした
- とりあえず保留にする
- 機種選びで悩んでる
と、様々な意見があると思いますが、焦って契約することだけは避けましょう。焦りは失敗や後悔のもとです。
もし機種選びで困っている方や上記に当てはまる方は、下記の記事もご参照いただければ「あなたにピッタリな機種」を見つけることができます。是非、ご活用ください。