ここでは、水道直結型ウォーターサーバーのことをわかりやすく丁寧に解説していきます。
▼この記事でわかること
- 水道直結型ウォーターサーバーとは?
- 仕組み
- 工事内容
- デメリット
- サイズ別の機種一覧(据置き・卓上)
- 買い切りについて
それでは、順番に見ていきましょう。
水道直結型ウォーターサーバーとは?
水栓元から直接水を自動補充できる
浄水型ウォーターサーバーのこと
仕組み
下記のイメージ図は、水道直結型ウォーターサーバー使用時の仕組みを表しています。
水道直結型ウォーターサーバーは、水道の水を内部タンクに補充するために給水ホースで水栓(蛇口)と接続しています。
イメージ図では、冷水を使用したことで内部タンク(冷水タンク)の水が減っています。平行して、水栓から冷水タンクへ使用量に応じた水が自動補充されました。
以上のような仕組みで、水道直結型ウォーターサーバーは「水の補充」と「出水」を行っています。
工事内容
水道直結型ウォーターサーバーを導入するには、設置工事が必要不可欠。とはいえ、設置工事自体は、大がかりなものではないため、危惧することはありません。
その理由は、下記の工事内容をご覧ください。
▼設置工事の例(卓上サイズ)
図は、卓上サイズの浄水型ウォーターサーバーをシンク上に設置した例。
工事内容
- 水栓(蛇口)や給水管の繋ぎ箇所に分岐水栓を装着
- 分岐水栓に給水ホースを取り付ける
- シンク上に給水ホースを這わる
(設置場所等により異なる) - 這わせた給水ホースを浄水型ウォーターサーバーに接続
以上の工程で工事は完了します。
基本的には、穴を空けるような作業はありません。現状復帰が容易なため、賃貸物件の方でも安心して設置することが可能。
給水ホースは、目立たないように綺麗に施工してくれます
ご紹介したのは、卓上サイズの水道直結型ウォーターサーバーをシンク上に設置したものであり、一例にすぎません。工事内容は、本体サイズや設置場所によっても異なります。
別の施工例も確認しておきましょう。
下記の図は、据置きサイズ(床に設置して使用する)の水道直結型ウォーターサーバーを設置した場合の工事内容(2種類)。
▼設置工事例(パターンA /パターンB)
パターンA:分岐水栓をシンク上に装着し、シンクから床へと給水ホースを這わせてサーバー本体に接続。
パターンB:分岐水栓をシンク下に装着し、シンク内から床へと給水ホースを這わせてサーバー本体に接続。
設置場所が遠いほど、給水ホースを長く這わせることになります。
補足情報
「基本的には、穴を空けるような作業はありません」と記載しました。少ないケースですが、一部例外もあるので触れておきます。
それは、設置することが困難な場合です。シンクの種類や構造、設置場所が限定される状況であれば、現状復帰が難しい工事(穴をあけるなど)になるケースもあります。
そんなときには無理をせず、「賃貸の方は、管理人さん(大家など)の許可をとる」・「持ち家の方は、家族に相談する」など、じっくり時間を掛けて検討するようにしましょう。
もしくは、水道水補充型ウォーターサーバーを選択することも考慮してみてください。
デメリット
「水道直結型ウォーターサーバー固有のデメリット」と「水道水補充型・水道水直結型ウォーターサーバーどちらにも共通するデメリット」を浅く紹介していきます。
水道直結型ウォーターサーバー
下記の4項目がデメリットになります。
- 設置工事が必要
- 設置場所が限定される
- 設置費用の負担
- 月額料金が高い
デメリット詳細につきましては、下記リンク先をご確認ください。
解説に戻ります。
上記でご紹介したのは、水道直結型ウォーターサーバー固有のデメリットです。そのため、「水道水補充型・水道水直結型ウォーターサーバーどちらにも共通するデメリット」には、触れていません。
浄水型ウォーターサーバーをご契約後、「失敗した・・・」と後悔しないためにも、把握だけはしておきましょう。
浄水型ウォーターサーバー
下記の6項目が「水道水補充型ウォーターサーバー」と「水道水直結型ウォーターサーバー」に共通するデメリットになります。
- ミネラルウォーター好きには不向き
- 水の使用量が少ないと割高
- 災害時には使用不可
- フィルター交換
- メンテナンス
- 水がぬるい
補足情報
- 卓上サイズを検討中
- 水道水補充型ウォーターサーバーにも興味がある
上記に該当する方は、各項目のデメリットをまとめた記事もご用意しています。ご参考にしていただければ幸いです。
サイズ別の機種一覧
現在(2024年6月時点)リリースされている、水道直結型ウォーターサーバーの機種を掲載しています。
卓上
▼ブランド一覧
- kirala water
(キララウォーター) - WATER STAND
(ウォータースタンド) - OCEAN
(オーシャン) - rakumizu
(ラクミズ)
据置き
▼ブランド一覧
- kirala water
(キララウォーター) - WATER STAND
(ウォータースタンド) - AQUA STYLE/Rico
(アクアスタイル/リコ) - OCEAN
(オーシャン) - rakumizu
(ラクミズ)
買い切り
買い切りできる機種は限定されます。
▼機種一覧(水道直結型ウォーターサーバー)
- AQUA STYLE/Rico(サイズ:据置き)
(アクアスタイル/リコ) - rakumizu/Purest(サイズ:据置き・卓上)
(ラクミズ/ピュレスト) - SOLEMOOD・PURE(サイズ:卓上)
- SD19(サイズ:卓上)
上記でご紹介した機種一覧は、「リスクが少ない商品であるか?(保証があるなど)」を考慮した上で選抜した機種です。買い切りできる機種は他にもあり、Amazonや楽天などのショッピングサイトでも多く出回っています。(おすすめはしません)
▼買い切りをご検討中の方へ
買い切りのメリットは、ランニングコストを安くできること。しかし、大きな落とし穴もあります。ご検討中の方は、買い切りのデメリットをしっかり把握しておくことが重要です。
当記事の解説は以上になります。
浄水型ウォーターサーバーには、色々なタイプがあります。ぜひ、お気に入りの一台が見つけてみてください。
また、何かご不明点やご質問等(どの機種を選んでいいかわからないなど)がございましたら、「お問合せホーム」からお気軽にご連絡ください。